
ことは急転直下。
とは言え、常に表裏一体で、
ずいぶん前から準備をしていた。
我が弟よ。
沈黙に対して、こう、うまいぐあいに
あちらさんからの言葉を引き出す。
そんな技術がほしいもんだ。
興味のない話題には途端に口数が少なくなる。
電話の向こうで返事も相槌もなく
「あれ?これ繋がってる?」
と心配になるくらいに。
とにもかくにも、次について考えよう。
たぶんこれはあいつにとって好機。
きっとうまいこと転がるさ。
夕食に食べたレトルトの
やたらと辛くて塩っぱい麻婆丼のせいか
みぞおちのあたりがキュルキュルしている。
アメリカでは新しい大統領が就任した。
他国のことながら、これでようやく
トランプさんの顔を見なくて済むと思うと
ホッとする。
音楽でも聴きながら、ぼくはぼくで、
ぼくらの未来について考えよう。


そんなこんなで、年が明けましたね。
明けちゃってましたね。
あけてそこそこの時間が
経過しましたね。
ダラダラしてたら「あッ?!」という間。
1月18日。キリの良くない日。
2020年はコロナさんが
目に見えないってのに幅を利かせて
ずいぶんと窮屈な毎日でしたが
2021年も引き続き、
…といったところでしょうか。
まあ、引きこもり体質な自分としては
家に居続けること自体は苦じゃないけれど。
そんななか、できることは限られているわけで
自分の道を自分の歩幅で歩いて行こうかと
今年も変わらず、そう思うわけです。
丑年モゥ、どうぞよろしく。


「んぎぎぎぎ…」
歯が欠けるのではと
思うほどにカチカチの出来。
おもいのほか硬い。硬すぎる。
見ように見まねて
見事に失敗した
手作りパン。
料理の超絶素人が
手順も分量も感覚任せに
なんとなくで試してみた代物だから
案の定。
だがしかし、光明は見えた。
見えたのだ。


5日くらい前に引越しをした。
今回は歩いて行ける程度の
近所にある賃貸物件への引越し。
だもんで、大きな家財意外は
自力にての引越し。
おおよそ3日くらいかけて
行ったり来たりを繰り返した。
スマホの万歩計によると
52.6キロの道のりを
荷物を抱えて歩いたことに
なるようだ。
ふだんはただただ座して動かず
ダラダラしているだけの私であるからして
最初の数往復で限界点を迎えていた。
だがしかし、
サム・ポーター・ブリッジスを通った今年の私。
デス・ストランディングのおかげで
この苦難もある種のゲームのようだった。

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